マンゴーに注意ッ!

皆さんは、マンゴー皮膚炎って知ってますか?
そんな皮膚炎があることすら知らなかった数年前。
あれは~数年前の7月中旬、楽しみにしていた、久々のヨーロッパ旅行の出発1週間前、うちの父が、初めて行った屋久島から、お土産にマンゴーとパッションフルーツを1箱ずつ買ってきたので、「わーい、トロピカルフルーツ食べ放題ッ!」と、喜び勇んで、家族みんなでかぶりついたのです。

souvenir お土産


・・・そう、マンゴーにかぶりついたのがいけなかった!!

その夜から、唇の周りがなんだか、妙な感じになりだした。
最初は、唇の皮膚が、フニャフニャはがれそうな感覚で、日にでも焼けたからかな?とその夜は、大して気にしてなかった。

次の日から、唇がチリチリうずきだし、鏡で見ると、唇にプチプチ小さい水泡状のできものが出来はじめた・・・3日後には唇全体が、ウズウズ、ウズウズして、腫れ上がり、痛みもある。

My lips were swollen and irritated. 唇が腫れて、ウズウズ炎症を起こしていた。
※swell 腫れる swollen(過去分詞)
※irritate 炎症を起こさせる、ひりひりする



さすがに、これはおかしい・・・!と皮膚科へ行くと・・・、
「これはヘルペスですね」とヘルペスの薬をもらった。ヘルペスぅ?!なんじゃそりゃ?!と思って、ネットで調べると、なんだか怪しい病気。おまけに人にうつると書いてある。再発するとも書いてある。旅行も間近だと言うのに、どうするよ!!!・・と、どーんと暗い穴へ突き落とされた気分

で、おとなしく、皮膚科医にいわれたとおり、もらった薬を塗り、錠剤も飲みはするけれど、唇はどんどんひどくなるばかり。水泡が割れて汁まで出始めた。(生々しくてごめんなさいよ。)唇だけではなく、鼻全体、唇の周りまでもが、麻痺している。

oozing 汁が出る
Sorry, it's too graphic. 生々しくてごめんなさいヨ
※graphic 生々しい



こりゃ、なんかおかしい!
4日目にもう一度、皮膚科へ行くと、「うーん、おかしいですねぇ、薬が全然効いてないですねぇ・・・あの、もしかして、最近マンゴー食べました?」「(えっ、どうしてわかるの?)は、はい・・・」「あぁ、じゃぁ、マンゴー皮膚炎ですよ!時々いるんですよねぇ、マンゴーにかぶれる人!」・・・なんだぁ!ヘルペスじゃないのかぁ、ホッ!


マンゴー皮膚炎用の薬の数々を処方してもらって、帰ってインターネットでさっそく検索してみると、本当に存在するする、マンゴー皮膚炎。

なんでも、マンゴーはウルシ科の植物なので、皮からかぶれる人もまれにいるそう。ウルシもかぶれるらしいしね。

このマンゴーが私の初マンゴーだったわけではない。
私はタイフードが大、大、大好きで、これまでにもデザートのマンゴープリンや、マンゴーが入ったパフェなど、色々なマンゴーを食べてきたけど、皮膚炎になったことなどない。

たぶん、マンゴーに皮がついていない状態だったからだろう。あの、皮がどうもいけないらしい。今回食べたのは、マンゴーを縦に皮付きで四つ割りにしただけだったので、皮の汁が唇についたに違いない。

旅行へ立つ直前にマンゴー皮膚炎とわかってよかった。心強い軟膏と、飲み薬さえあれば、もう大丈夫!

突き落とされた穴から、一気に元の旅行前の明るいヒラヒラな世界へ舞い戻る。唇はパンパンに腫れ上がってはいるけれど、アンジェリーナ・ジョリーのよう♪とも思えるさ。「ほう、タラコくちびるとは、このことかい」と、鏡に見入る。もらった軟膏を塗ると、ますます、艶やかなジョリーのセクシーリップ♪

その状態で、楽しみにしていたヨーロッパ旅行も始まったのでした。そのタラコくちびる状態で、観光しましたよ、はい。

薬が効いて、旅行2日目くらいから、やっと腫れが落ち着き始め、赤みが強い唇と、頻繁に塗り塗りする軟膏のテカリのおかげで、まるで、お化粧しているかのよう♪(私は普段、化粧はしない)

もう、皮ごとマンゴーは絶対食べないぞ!
果肉のみのマンゴーもちょっと怖くなったが、どこにも触れないように、まっすぐ口の中へ入れればいいだろう・・・と思ってはいるけれど、あれ以来、マンゴーとは疎遠。おいしいのにねぇ・・・

こうやって、大事な旅行前には必ず、何かしら、しでかす私。

It's always something. いつも何かしらある、起こる。


・・・ちなみに、生徒さんにこの話をしたら、彼女は超安いマンゴージュースを飲んでかぶれたそう。”超安い”マンゴージュースは要注意かも。皮まで絞ってるんじゃないのかな??
皆さんも気をつけましょうネ(^^)