マフィン好きのリス♪

NYのGeneral Worth Squareのリスは人慣れしてる
NYのGeneral Worth Squareのリスは人慣れしてる

私達が住んでいた、イリノイ州では、普通に、リスがその辺をうろついていた。
squrrel リス
※日本語で言う”シマリス”は、chipmunk。木ではなく、地上に住む


街の大きな街路樹の枝や、地面の上を、チョロチョロと忙しく走り、木の実をしっかりと持ち、ガジガジ食いついている姿を見るのは、日常茶飯事。当たり前のことだった。
日本からやってきた私にとっては、向こうでは当たり前のことでも、リスの姿を見かけるたびに、あぁ~可愛い♪と頬が緩んだ。

キッチンの窓から、木製の塀の上をチョロチョロ走り回るリスの姿を見るのが大好きだった。
うちの猫達も、外で、ジーッと、リスを見つめて、飛び掛るチャンスをうかがっていた。リス達はすばしっこいので、一度も捕まった事はないが。
そう、イリノイで私が知っているリス達は(・・・お知り合いではないが)人間が近づくと、2mも近づかないうちに、サーッと、逃げてしまう。
絶対、リスには近づけなかった。


しかし、コロラド州の、マニトゥ・スプリングという、奇岩の風景が有名な、小さな町のモーテルにホームステイのメンバーと泊まった時、いやに人間慣れした、珍しいリスと遭遇した。
motel モーテル。※motor+hotelからできた言葉。自動車旅行者の宿泊所の意味。


生徒さん達と、夕食前に、モーテルの2階の階段の踊り場で談笑していたら、一匹のリスが、手すりに乗ってこちらを見ている。
「ほらほら、リスですよ~!」と、生徒さん達に教えた。
生徒さんにとっては初めて、普通にその辺にいるリスを間近に見れるチャンスだった。
「きゃ~!かわいい!」と皆さん喜んでくれた。
すると、モーテルの女将さんがやって来て、「あ、今日も来たのね♪ このマフィンをあげたら?」と言って、ブルーベリー・マフィンをくれた。
なんでも、この女将さん、この辺のリス達に、ほとんど毎日、エサを与えているそう。
「え!リスにエサ?!」生徒さん達だけでなく、アメリカでリスを見慣れている、SSや私にとっても、それは、かなりのオドロキだった。


言われたとおり、エサを皆が集っている踊り場の真ん中においてみた。
手すりのリスは、ちょっとずつ近寄ってくる。
それも、カメラを構えた私が、かなり近くにいるのに、気にもしないどころか、ホイ!ホイ!と、”ダルマさんが転んだ”でもやっているかのように、チョロチョロ歩いては、止まり~と、カメラに向かってポーズを決めている・・・ように見えた。
以下、その時の写真・・・

床に置いた、マフィンをためらいもせず、両手で持ち、ガブガブ食べ始めた。
リスの周りは私達が大勢で囲んでいるというのに・・・!

食べ終わると、また、カメラに向かってポーズを決め、しばらく、私達の周りでチョロチョロした後、もう何ももらえないと悟ると、近くの木の枝へ消えていった。

さすがに、マフィンの食べすぎか、ぽっちゃり気味のリスだった★
chubby ぽっちゃり、丸々とした※fatは、”太った”と、直接過ぎるかも。


おかげで、超クロースアップのリスの写真が撮れた。
面白い体験だったなぁ♪