「草むしり」ではなく、「草を収穫」と呼ぶ

4ヶ月以上かけて、ゆっくり大きくなった、うちの人参さん達。葉っぱも全部頂きます!
4ヶ月以上かけて、ゆっくり大きくなった、うちの人参さん達。葉っぱも全部頂きます!

冬も終わりに近づき暖かくなってくると、寒くて庭に出れなかった私と相方も、庭でゴソゴソし活動を始めます。冬の間おとなしくしていた雑草も、あちこち勢いを増してきます。草取りしながら、色々考え事をするのが好きです♪ 自然と戯れるのは、本当に幸せ(^^)

 

近所の人や生徒さんが「草取り大変ですね~」と声をかけて頂きますが、大変とは思わないんです。相方も私も「いえ~、楽しいです♪」と返すと、「?」とホントかいな?の顔が・・・(-"-)

 

「雑草を取る」作業を、私は「草を収穫している」と考えるのが好きです。ただ、やみくもに引っこ抜いて雑草の命を絶っているのではなく、ちゃんと畑に入れる栄養素を収穫しているととらえると、頑張って生きている雑草にも「すまない」と思わなくてよく、気持ちが楽です。

駐車場に敷きつめた砂利の間に、一生懸命に生きている雑草さん達の生命力には、ホント脱帽です!何度も車に踏まれて、栄養も余り得られない中で、しっかり生きているその生命力は、畑でよしよし♪と育てている野菜達とは、何ら変わりのない同じ「生命」なのに、ある一定の植物を、これはいいもの、悪いもの!と区別し、にっくき雑草!と敵意を抱いて、むしった雑草を燃やしてしまったり、そのまま捨ててしまうのは、雑草にとっても申し訳ない気がします。

 

なので、うちでは、集めた雑草は庭の隅に収穫した雑草を貯めて熟成させ、1年後にはフカフカの土になるので、それを畑に入れて野菜が育つための栄養に使います。前住んでいた農家の人に、畑の畝の間に、取った雑草をポンポンおいて、次の年はその雑草が土になった畝を、野菜を育てる畝にするといいよ!とアドバイスしてもらったこともあります。

 

こうやって雑草の力強い栄養素が、次はうちの野菜を育てるエネルギーにつながり、そうやって育った野菜を最終的には私達の食事になり、私達の体を作ると考えると、嬉しくなります。雑草も無駄死にではなく、きっと嬉しいはず?

 

この一連の流れを考えると、「草取り」作業は、ありがた~く、雑草のエネルギーを収穫しているとしか思えません。

 

台所の野菜くずのコンポストと、雑草、落ち葉から作る土が、うちの畑の栄養源。他には何も使ってないので、野菜の成長はとってもゆっくりで、野菜も小ぶり。でも、内の野菜は味がギュッと凝縮されてて、甘味が強いですよ~♪ ホントの無農薬、無消毒、無肥料の野菜は、美味しいだけじゃなくエネルギーも高いです!