中国・成都のお茶の愉しみ方

ジャスミンティー。花びらが浮かんでます
ジャスミンティー。花びらが浮かんでます

成都の人達は、お茶が本当に好きです。お寺や公園にも広々としたティーハウスがあり、たくさんの人が外でお茶を愉しんでます。

 

2回お茶する機会がありましたのが、それで成都のお茶文化全てを語れるわけではないけれど、私が見て感じた部分での成都のお茶の話。

面白いと思ったのは・・・、

  • 茶の葉をそのまま湯呑みに入れる。
  • どんどんお湯を注いで、何回も同じお茶の葉で飲む。何回出しても結構味がしっかりしている。
  • 茶たくの実用的な使い方がわかった。
  • お茶受けは、スイーツよりもヒマワリの種などのナッツ類が好まれる。

それぞれについて詳しく、下に書いてます・・・

お茶1袋が一人分で2元=¥40
お茶1袋が一人分で2元=¥40
お茶の葉は、直接湯呑みに入れます。
お茶の葉は、直接湯呑みに入れます。
文殊院では、スタッフがジョウロの様な注ぎ口が長いもので常に湯呑みを満たしてくれる
文殊院では、スタッフがジョウロの様な注ぎ口が長いもので常に湯呑みを満たしてくれる

成都でのお茶の飲み方で、面白いなぁ〜と感じた、素朴な色々なこと。

  • 茶の葉をそのまま湯呑みに入れる。・・・急須は使わずに、合理的といえば合理的。ジャスミンティーの花びらが上に浮くので、それも食べながらお茶を飲むっていうのも良かったです。
  • どんどんお湯を注いで、何回も同じお茶の葉で飲む。何回出しても結構味がしっかりしている。・・・けっこう何回入れても味が出ます。2回のお茶体験ともジャスミンティーしか飲まなかったけれど、湯呑みが空になる前に、中国人のお友達がお湯を足してくれるし、スタッフがいるところは、常にスタッフが湯呑みを満たしてくれます。
  • 茶たくの実用的な使い方がわかった。・・・茶たくって熱い湯呑みを、快適に持つためにあるんだなと、今更ながらよくわかった。日本では茶たくはテーブルに置いたまま湯呑みを持って飲みますが、中国では紅茶を飲むときの様に茶たくごと持って飲みます。お茶が熱すぎる時は、茶たくにお茶を出して冷ましながら飲むことも。さすがにこれはしきえんでした。おっと佐賀弁が〜
  • お茶受けは、スイーツよりもヒマワリの種などのナッツ類が好まれる・・・みんな、リスみたいに、常に殻付きの種やナッツ類をポリポリポリポリと食べながらお茶飲んでました。なので、テーブルには殻入れ箱が置いてあります。

お茶の種類も色々ありましたが、私はジャスミンティーばかり飲みました。どんなお茶かわからないものも多かったです。色々迷うよりは、知ってて好きなものを!ってことで。


こんなに大勢の人達が、ただお茶を飲んでゆったり過ごしている場所、日本にはないな〜。喫茶店ともスターバックスとも違う、独特のこのゆったりした雰囲気、気の合う仲間と何時間いても飽きない心地よい空間です。特に、天気が良くて、暑くも寒くもない季節は賑わっているらしいです。

人民公園のお茶スペースでは、カラフルなポットのお湯を自分で注ぐ。昔懐かしの水筒の様なポットで、蓋はコルク!
人民公園のお茶スペースでは、カラフルなポットのお湯を自分で注ぐ。昔懐かしの水筒の様なポットで、蓋はコルク!

人民公園の広々としたお茶スペースでは、みんなお茶を飲みながら談笑したり、若者は勉強したり、耳かきをしてもらったりと、かなりの大人数の人達が、ゆったり過ごしてます。

耳かきは、おじさん達が針金みたいな道具をチャリンチャリン鳴らして、客を探してます。その棒で耳掃除だけでなく、振動を使ってマッサージもするとか。ちょっと怖い〜。ホームレスもお金ちょうだいとたまに回ってきます。


人民公園のお茶スーペース。若者も多い
人民公園のお茶スーペース。若者も多い
文殊院のお茶スーペース。ジョウロのような注ぎ口が長いもので常時、湯呑みを満たしてくれます。
文殊院のお茶スーペース。ジョウロのような注ぎ口が長いもので常時、湯呑みを満たしてくれます。

何回もスタッフにお湯を注いでもらうか、自分で注いで飲みながらまったりタイム。よくアメリカで見かける様なピクニック椅子が竹製なのには感心しました。中国には竹はいっぱいあるだろうから、資源をうまくつかっているな〜。と妙に感心。


この成都のお茶スペースの雰囲気は、本当に気に入りました!ゆったり時間が流れる、この感じ、本当にいいです! 日本もこれから心地よい季節なので、日本でもうちの庭で、成都スタイルでお茶を愉しみたいと思いました〜♪ 

<おまけ>

街では、このように円盤状に固めたお茶が売ってあります。サイコロ大のキューブ状に固めたお茶もありました。おもしろい!